山も日常使いも – 山と道 mini –

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低山ハイクに行くようになって、バックパックを見直して買ったのがUltimate DirectionのFASTPACK 20。ベスト型の肩から背中にかけて、腰よりも上で背負う感じが心地よくて気に入っているのですが、せっかくなら日常でも使えて1泊くらいできるバックパックはないかな、と思って、ついに前から気になっていた山と道 mini 2016年版を購入してしまった。

Fastpack 20との違いは、

  • 容量が25~30㎏と少し大きい(1〜2泊のハイクにも対応)
  • ショルダーベルトには補給用のソフトフラスクのボトルポケットはなし
  • サイドには500㎖ペットボトルで2本分のポケットが備わっている
  • 重量は340グラムとFastpack20の535グラムに比べてさらに軽い

といったところ。逆に共通点は

  • 腰より高い位置で背負うので重さを感じにくい
  • デザインがスタイリッシュ
  • 基本はハイクだけれど、トレランにも使える

なかなか人気で手に入らない山と道のminiですが、運良く鎌倉のfactory shopに在庫があったので購入できました。実際に行ってみると、開発者の夏目さんが丁寧に背負い方を説明してくれて、他にもONEやmini2、Threeも試すことができました。背負い心地はいずれも心地よく、もし1週間とか気合いを入れた山の旅ならONEもいいなと思ったのでした。

ちょうどmini2が発売されるタイミングと重なったのですが、初代のminiを選んだのは日常使いを意識したからでした。

miniについての概要を簡単にサイトから引用すると、

 MINIで目指したのは、ハイカー、ファストパッキングの為の、超軽量でありながらも、しっかりと荷物を背負う事が出来、かつ使いやすく、気持ち良く行動を行う事が出来るバックパックでした。(中略)
快適に背負える重さは8kgぐらいまでとなりますが、10kg近い重量でもMINIは上半身にしっかりと荷重されるようにデザインをしています。重たい荷物を背負っても肩に全ての荷重がこないように、ショルダーベルトに内臓しているパッドの硬さと、厚さに随分と試行錯誤を繰り返しました。一度背負ってみると、パッドの硬さが気持ちよく、重量を肩甲骨から胸骨にかけて上半身全体で荷重出来るのを実感出来ます。

mini2はここからさらに山用に特化して、フロントポケットをメッシュにして生地の素材も薄いものに進化させています。確かに、山のバックパックとしては嬉しい進化ですが、日常使いも視野に入れるとなると、少し事情が変わってきます。サイトのQ&Aにも

普段街で使っているお客様もいらっしゃいますが、普段使いようにデザインされているバックパックではありません。トップの巾着の開け閉めの面倒さ、フロントポケットのファスナーも容量を優先してますので、若干開け閉めがしずらいなどの問題がございます。

と書いてあります。確かに、以前別のお店で偶然見たときにはUDのFastpackを買った直後でもあったし、メインの空間が1気筒で深く、ポケットも少ないので、もう少し考えてから決めようと購入を見送った経緯がありました。それがなぜ購入という決断に至ったのか。

1つはもう少し容量が入るものがほしくなった。もう1つは当初、便利だと思っていたポケットがなくても大丈夫そうとの結論に至った。そして、日常使いもできそうという確信が持てたためです。

決め手① 容量の柔軟性

容量は単純に1泊する荷物としてシュラフ(寝袋)を考えたときに、Fastpackだと少しキツそうだと思ったのが理由。やはりトレランを想定したバックパックであるので、宿泊はできなくはないけど…というレベルで、仮にシュラフに加えてバーナーや調理用具を持って行きたくなったときにFastpackには限界があるなと思ってしまった。miniの場合、そもそもが軽く、詰め込まなかったとしてもコンパクトになります。意外と中身がなければペッタンコになる。

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決め手② ポケット

次にポケットです。Fastpackを購入するとき、ポイントの1つに挙げていたのは「水分補給のボトルを入れるポケットがフロントにある」という点でした。ここで想定したソフトフラスクですが、確かにあれば便利だけど、ハイクに行っているうちにソフトフラスクが使いづらく感じてきてしまった。

その理由は手入れの面倒さとプラスチック臭、そして衛生面。メリットとして軽さや歩きながらの水分補給のしやすさがあるのですが、UDのソフトフラスク500㎖はキャップが付いていないので、水などを飲み終えてからポイっとザックの中に入れておくと飲み口の汚れが目立つ。帰宅してから洗浄しても乾くまでに時間がかかるほか、自立するわけでもないので次の山まできれいに保管してしまっておくアイデアが浮かばなかった。で、少し気になっていたプラスチック臭が衛生面と相まって、だんだんと気になる気持ちが大きくなってきてしまった。

もし、それでも歩くときの水分補給の便利さが上回っていれば我慢して使っていたかもしれませんが、実際に最近のハイクでは休憩の時に立ち止まって、ペットボトルやナルゲンボトルでの水分補給で十分だったので、もしかしたらショルダーベルトにボトルポケットがなくても良いかも、と。

miniではサイドポケットにペットボトル2本分が入り、ショルダーベルトを調整すれば背負ったままでペットボトルに手が届くとの声も見かけたので、トレランでなければ前になくても良さそうという判断になりました。ソフトフラスクはもう少し自分の中で、日常の管理の工夫やアイデアが浮かんだら復活させたいなと思います。

決め手③ 日常使いにバッグインバッグ

日常使いといっても、人によって使い方は様々。ぼくの場合は会社にも派手すぎずにギリギリ持って行けそうな感じだと思い、greyを購入しました。持ち物は筆記用具、携帯電話、ティッシュ、書類(プリント類)、携帯の充電器、財布、カギ、人によっては手帳やiPad、パソコン。これらをどうバックに整理して詰め込むか。

取り出しやすさやバック内でメチャクチャにならないように考えて整理して収納する上で、ぼくが1つ考えたのはバッグインバッグの活用でした。

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miniのフロントポケットはA4サイズの書類が入る大きさなので、それに合うバッグインバッグを検討。とはいえ、フロントポケットにたくさんモノを詰め込みすぎると強度的に不安なので、書類を大量に入れるというよりは、すぐに取り出せた方が便利な携帯電話や財布、カギ、筆記用具、会社の入館証など小物雑貨とせいぜいiPadが入ればOK。そこで、試してみたのが、リヒトラブの「バッグインバッグ スマートフィット アクタクト A4タテ」。

これを入れると以下のような感じになります。

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肩にかけられるショルダーベルトが付属していて、角にあるショルダーベルト用の金具が正直邪魔ですが、フロントポケットにギリギリ入ります。A5サイズもありますが、逆にすかすかになってしまう可能性もあってこちらをぼくは選びました。バッグインバッグのメッシュ部分には会社の入館証やティッシュなど小物。メモ帳や手帳は下のポケット、充電ケーブルや携帯電話は一番上のポケットに収納してスッキリさせられます。

その他の書類やパソコンはメインのコンパートメントに入れます。メインはモノが多くなければ、巾着のようになっている部分を縛らずにカバンの内側に入れるだけで、使い勝手は良い感じがしました。雨の時は巾着を縛れば良いだけ。口のところにストラップが付いているので、パチッと留めておけばバックパックが開きっぱなしにはならずに済むので手軽です。

メインの部分は結構深いので、単純に書類やパソコンを入れておくと中で動いてしまいます。パソコンは背中のクッション代わりになるミニマリストパッドを入れるスリーブに一緒に入れることもできます。ただし、これはきっと想定外の使い方で、スリーブに重いパソコンを入れると破れてしまう可能性もあります。サイズもパッドを入れる想定のため必要以上にマチがありません。手元にあったMacBook Air 11インチ(2013mid)で試してみたところ、スッキリと入りましたが、今は13インチが主流。サイズ的には入りそうですが、厚みの分、どうなるか…。

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もしスリーブに入らなければ、再び活用を視野に入れたいのが再びリヒトラブのバッグインバッグ。今度は薄いタイプではなく、縦型の自立タイプ。パソコンも入るはずなので、こちらで試してみれば書類などもスッキリと収納できるのではないかと。ビジネスでは山に行くほど荷物は多くはないと思いますが、通勤ランをしている人なら着替えやシューズを入れておくという使い方もできそうです。胸の部分にストラップが付いているので、なで肩でもしっかり背負えるし、走ってもバッグの揺れはあまりなさそうです。

しばらくは山に行くときはもちろん、日常でも使い倒してみたいと思います。

山での使用感などminiに関連したインタビュー記事やブログ記事も簡単にリストアップしてみたので、購入の際のご参考まで。

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