夏の日帰り登山の装備を考える【パンツ編】

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夏の日帰り登山。基本的に低山であれば、装備は必要最低限に抑えられる。薄手の長袖・長ズボンだとかなり暑い場合がある。

たとえば神奈川県の塔ノ岳や大山は晴れた日であればかなり暑い。一度PatagoniaのCAPILENE2(キャプリーン2)の長袖を着ていったら、だいたい腕まくりをしていた。下半身はC3fitの機能性タイツ「エレメントロングタイツ」とアウトレットで購入したPhenixのBreezy Short Pantsの重ね着。

このPhenixのパンツはコストパフォーマンスが良かったのですが、もう1着くらいパンツも欲しいな、と検討を開始。タイツと合わせるならもう少し短くてもいいかな、と考えて、なんとなしに東京・御徒町のART SPORTSに物色しに行ったところ、「山と道、入荷しました」という店内POPが目に付く。手に取ってみたのはガレージメーカー「山と道」の5-Pockets Shorts

これが思いの外、良くて一目惚れして衝動買いしてしまいました。

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何が良いのか。

実は新たに購入するパンツはどんなものが良いか、漠然としたイメージしか持っていませんでした。ネットを検索してみると、意外とQ&Aサイトはあるけれど、ショートやハーフパンツは何が良さそうとか、どんなものを履いているか、という情報は少なかった。その中の意見ではUNDER ARMOURのショートパンツが動きやすくて夏山でも良さげ、みたいな話だったので、とりあえず百聞は一見にしかず、ということで店に行ってみたというわけです。

店内で物色していると、素人ながら徐々に選ぶべき条件が整理されてきた。

  • 夏山で着られる=動きやすい
  • ポケットはあった方がいい
  • 速乾性がある=生地は綿でない方がいい
  • 軽量であるけれど、耐久性もある程度必要
  • レース用ではない
  • 街歩きや海辺でも使える

こういう自分の中に一定の判断材料がないと、何でも良く見えてきてしまうので後悔しない買い物をするときは必ず自分が納得できる材料を探します。店内を見て回っていると、こういう判断材料になるような基準ができてくるから不思議。この基準を、検討していたショートパンツに照らし合わせてみると残ったのが「山と道」の5-Pockets Shortsだったというわけです。

●登山メーカーとスポーツメーカーの検討候補は…

ちなみに、検討していた候補は以下の4つ。

1. FINETRACKSのカミノパンツ

登山用品メーカーの中で定番中の定番。値引きは滅多にせず、日本製をうたって非常にネット上での評判が良いメーカーです。価格は高めなのですが、ロングパンツの「ストームゴージュ アルパインパンツ」は真夏以外であればオールマイティーに活躍してくれるもので、ぼくも最初の1本として買いました。長ズボンだけど、足の上げ下げが楽で、想像以上に動きやすく着心地が良いです。

その経験があったので、品質の良さは体験済み。選ばなかった理由は2つ。1つはロングパンツを持っていたからこそ別のパンツも試してみたかった点。もう1つは街歩きや海辺でも使えることを考えたとき、素材がしっかりしすぎて若干固くて重いかな、と思ったこと。価格も1万円近くするので安くはない。

2. PATAGONIA BAGGIES SHORTS

こちらも登山とくれば必ず候補に挙がる定番メーカーPATAGONIAのバギーズショーツ。夏の定番だそうです。今回買った「山と道」の5-Pockets Shortsに最も近かったパンツでした。「山と道」の5-Pockets Shortsにはない(?)機能としては紫外線防止指数としては最高のUPF50+で肌を日差しから保護するサプレックス・ナイロンを使っている点。重さもカミノパンツと比べても軽く、実は見えないけれど、足を入れるとメッシュのインナーが付いている。これ、「山と道」の5-Pockets Shortsを見つけなければ買っていたと思います。1着は欲しいなと思っていて持っていなかったので。価格も7000円くらいで、ほかに比べるとお手頃。

最終的に「山と道」の5-Pockets Shortsを選んだのは、ポケットの使い勝手。イヤ、パタゴニアが使いづらいわけではなく、後述しますが「山と道」の5-Pockets Shortsの作り込みがすごく好きだったことと希少性でしょうか。パタゴニアはなんだかんだ言ってインナーではキャプリーン2持っているし、finetracksと同じく違うメーカーを試してみたい、ほかの人とあまりかぶりたくない、という気持ちもありました。

3. UNDER ARMOUR アーマーベントHGガスターショーツ

うって変わって、登山メーカーではなく、スポーツ用品メーカーで、スポーツ選手がよく使っていて気になっていたUNDER ARMOUR。トレーニングウエアとしても良いなぁと思っていたのですが、パンチが足りなかった。品質の良さはあると思うのですが、通気性、軽量性、速乾性、デザインとポイントは押さえているのだけれど、決め手に欠けた。実はこのポイントはほとんどどのメーカーも謳っているんですよね。マイナスポイントは登山用品メーカーの商品と比べて耐久性は触った感じ少し落ちるような気がしました(あくまで個人的な印象)。あとは好み次第。

4. adidas climachill ショートパンツ

実はこれ、1本持っているのですが、着心地が良くて別カラーでもいいかなとも思ってました。軽くて通気性が良く、すぐに乾く。ポイントはポケットがジッパー付きで素材が非常に柔らかいこと。adidasは暑いときに涼しく着るギアとしてクライマクール(climacool)という機能性を強調しているのですが、これはその上を行くクライマチル。確かに着ていてすごく涼しい。ランニングなどのトレーニングにはピッタリ。でも、登山を想定すると耐久性に欠けるかな、というのがマイナスポイント。

総じてスポーツメーカーは軽くて通気性に優れている印象。でも、それだけだと登山にはちょっと物足りない。トレイルランニングであれば、少しでも軽くという意味で良いかもしれません。でも、トレランであればむしろポケットは腰回りに1カ所あるだけとか最小限にとどめておいた方が走りやすいし、ポケットは走りながらも栄養を補給できるよう取り出しやすい工夫が必要になる。そっちに特化するわけでもないので、どっちつかずになってしまう印象でした。

●かゆいところに手が届く丁寧な作り込み

というわけで、検討候補を退けた「山と道」の5-Pockets Shortsはどんだけすごいんだ、と思うかもしれませんが、簡単に言えばかゆいところに手が届く丁寧な作り込み、ということになります。

詳細な解説はサイトを見た方が早いですが、第1はポケットの絶妙な配置と意味。手を入れてモノを取り出しやすいように通常よりも内側にそして間口を上向きに配置した前面2つのポケット。側面にはスマートフォン(iPhone6もOK)が収納できて座ったときや走ったときに邪魔にならないポケット。昭文社の山地図が入る大きなポケット。そして定期やカード、薄い財布などがしまえるジッパー付きおしりのポケット。さらに、にくいのはミニカラビナをひっかけてキーチェーンがポケットに入るように設計されたループ。

動きやすさもポイントです。生地は綿に似た風合いのナイロン素材で柔らかく、耐久性撥水加工も施してあります。サイドの裾にはスリットが入っていて足の上げ下げがしやすい。finetracksのカミノパンツほど厚みはなく軽い。まぁいいとこ取りしている感じでした。もちろん、デザインもスタイリッシュで、色合いもどんな服にも合わせやすい。という点もあり、一目惚れして衝動買いしてしまいました。価格は高めの1万2960円。でも、それだけの価値はありそうでした。使ってみるのが楽しみ。

以下のサイトでも使った感じが書かれているので、気になった方は参考にしてみてください。

腰回りに複数のポケットがあるランニング用パンツなら以下のサイトも参考になります。

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