ロボットが切り開く新時代

2015年に注目したいのがロボットビジネス。これまでもロボット開発は着実に進歩してきていますが、生活スタイルを一変させる可能性を秘めたサービスが実用化に向けて動き始めています。

■無人飛行機「ドローン」

一気に脚光を浴びるようになったのはAmazonが2013年に発表した宅配サービス構想「Prime Air」だと思われます。注文から30分で配達するサービスで、着々と準備を進めています(→Amazon、無人飛行ドローンによる配達を実験中)。現時点では米国の連邦航空局(FAA)が国内でのドローンを許可していないけれど、早ければ15年=今年にも運用できるルールが施行されるのではないかという見方が強まっているようです。米グーグルもドローン開発ベンチャーのタイタン・エアロスペースを買収して傘下に収めており、どんなサービスが今後展開されるのか注目です。

ちなみに、ドローン活用を模索する動きは米国内にとどまりません。ドイツの輸送大手DHLも昨年9月、ドローンによる貨物輸送のテストを実施。「DHL、ドローン輸送の実地テストを北海ユイスト島で開始へ」というITmediaの記事によると、現状では家庭までの宅配サービスの計画はないようですが、離島の専用ポートまで運んでそこからトラックに受け渡して配送するという緊急輸送手段としての実験でした。

物流以外にも用途は広がります。「『ドローンビジネス』離陸 報道、スポーツに鳥の目」によれば、ニュース報道でもドローンが撮影した映像を放送するケースが増えていたり、映画やスポーツでも新しい視点を提供できるようになるようです。このほか、米国では農業で農薬の散布に活用されたり、太陽光パネルの点検など人の手が行き届きにくい分野など用途はかなり広がりそうです。

■介護ロボット

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注目は昨年3月に東証マザーズに上場したサイバーダイン。会社の概要は「ハーバード大学も注目する『サイバーダイン』ってどんな会社?」をご参照ください。耳にたこができそうなほど言われてる日本の高齢化問題ですが、障害を持つ人の歩行訓練や介護で人を支えるための腰の補助などに使えるロボットスーツを開発しており、今後の需要は大きそうです。

個人的になるほど、と思ったのがロボットというと、人工知能やAIBO、ガンダムやトランスフォーマーのようなロボットを想像してしまいがちですが(ぼくだけ?)、人間の行動を補助するロボットスーツである点。人の自律性を保ちながらも、ロボットの良さを組み入れられるのは応用範囲が広くなりそうな印象を受けました。

サイバーダインの「HAL」は装着型ロボットとして初の国際安全規格の認証を取得しており、今後早期に欧州で事業展開を図っていくようです。

■ヒト型ロボット

おまけで念のためおさえておこうと思ったのはソフトバンクが発表したヒト型ロボット「ペッパー」。人の表情や会話のトーンで感情を理解するというのがうたい文句。将来的には子供の遊び相手から介護の補助までの用途が想定されているそうです。ただ、イマイチ、ピンとこない。ペッパーを見る限りでは、果たしてロボットとの会話を、人間が抵抗感を感じずにすんなりと受け入れることができるのかわからないからです。

もちろん、ドラえもんの世界のようにロボットと人間の共生はあるのかもしれないけれど。ちなみに、2月発売で価格は19万8000円。みなさんは家庭にも欲しいですか?

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