blog黎明期から10年の所信表明

8年ぶりに気持ちを新たに書きたいことを書いてみようと思い勢いで、blogを再開しようと思います。

  • blog黎明期から10年

ぼくがBlogを始めたのは忘れもしない2003年。ちょうど大学4年の卒業論文で苦しんでいたときだった。きっかけは現在、MITメディアラボ所長の伊藤穣一さんのblogだ。当時、ホームページの作成ソフトとして初心者用に「ホームページビルダー」、プロでも使えるものとして後にAdobeに吸収されるDream Weaverなどがあったけど、やはり「素人でも簡単にスタイリッシュなサイトを作りたい」というニーズには応え切れていなかったと思う。

振り返って思い出すのはtDiary vs MovableTypeの論争だ。そもそもBlogって何だ? 日記と何が違うんだ? なんて問いかけがあり、その流れからWeb 2.0みたいな話が出てきて。今のアルファブロガーって呼ばれている人たちはみんなその当時から継続的に自分の意見を発言してきた印象が強い。ネタフルのkogureさん、みたいもんのいしたにまさきさん、ARTIFACTSの加野瀬さん、Agile Media Networkの徳力さん、MovableTypeを提供しているSix Apartのメンバーらもそう。

今では当たり前のようにみんなが情報発信をするようになったけれど、03年当時はまだ限られた人たちのものだった。それから10年。mixiやGREE、はてな、サイバーエージェントというネット系第1世代が台頭して、もはやblogでの情報発信は当たり前になった。日本経済新聞でも当時はblogの説明言葉として「日記風の簡易型ホームページ」と訳していたのを考えれば、隔世の感がある。

  • まとめ系と専門系情報が価値を生む

では、これからの10年はどうなるのか。ぼくは情報は大きく3つに分かれると思っている。

  1. 新聞やテレビ、雑誌など膨大なお金をかけて記者が取材して発信するプロのオリジナル情報。
  2. naverまとめやtogetterのようにネット上に分散する情報をテーマごとに取捨選択して編集して見せる「まとめ系」。
  3. ネット業界など、それぞれの業界ごとに現場の人や業界をウォッチしている専門家による情報(専門系情報)。例:tech crunchとか

1はold mediaとも言え、賛否両論はありながらも、「取材して第3者が社会的な企業や事件などの動きを書く」という役割は変わらず残る。特に新聞や経済系の雑誌は手っ取り早く幅広い一定レベル以上の情報を効率的に収集するのには非常に適していると思う。

で、問題は2や3。特に大きいのは3だと思っているのだけれど、パーソナルメディアの力が無視できなくなってくる。たとえば、切り込み隊長という名称で有名なやまもといちろうさんのblogでの発言はGREEのソーシャルゲーム問題を発端に既存メディアにも取り上げられ、大きな影響を与えている。

2もニールセンの発表(「NAVER まとめ」の月間訪問者数が1,300万人を突破)によると、naverまとめの訪問者数は1,335万人に上り、twitterを上回ったという話も出た。最近、自分に適した毎日のニュースを配信してくれるgunosyが注目されたり、GoogleがRSSリーダーのGoogle Readerのサービスを6月末で終了することも根っこは同じ。膨大な量の情報が出回り、効率的にパーソナライズされた情報を収集したいというニーズが高まっているという話。

で、そういう状況下でblogってその時に何があったのかをストックしておける重要なツールだよね、と改めて価値の大きさに気づいた。facebookにしてもtwitterにしてもデータベースという点では使い勝手が悪い。再びblogが注目され始めているようだけれど、では時間の許す限りもう1度やってみようかな、と思った次第。新しいビジネスの芽も見えるかもしれないし。

学生時代と比べて、今は仕事もあるし、自分の家族もできたし、blogに割ける時間は昔に比べればずっと少ないけれど、まずは始めてみるので暖かく見守っていてください。宜しくお願いします。

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